金曜日15:00

発表用の資料をIllustratorで作る。

だんだん煮詰まってきて、コーヒーを飲みがてら外に出た。缶コーヒーとカイロを買って日の当たるソファで飲んでいる。
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女の子が苦手になったのはいつからだろうと思う。
苦手といっても個人的に付き合うのは別に苦ではない。ただ女の子特有の、特定の誰かといつも一緒にいる、グループを作る、という行為が苦手なんだと思う。
だから私は誰にも属さない、誰かの一番仲の良い女の子になることはない。
振り返ってみると、そうなった原因というか、そのように考えるようになったきっかけや心あたりはあって。
遡るとそれは、小学校一年生のときに、名前に「さ」の字が入ってる人たちだけ参加できる交換日記というものがあって(私には'さ'の字がなかったから入れなかった)子供心にそんなルールを不思議に感じた思い出も影響してるのではないかと思う。
 
あと思い出せるのは、幼稚園の時の思い出。私は今でもチビだけど、幼稚園の時もクラスで一番チビだった。
そういう立場だと女の子達の中でも妹的な立ち位置になるんだけど。
それはさておき、女の子達でかくれんぼすることになった。鬼はわたしで、20数えるルール。そこで一人の女の子が、「moiiiちゃんはちっちゃいから20のところ10数えるだけでいいルールにしてあげよう」とかおもむろに言い出したわけです。
そして一同えっ...となった時、リーダー格の女の子が「そんなのズルじゃん。20数えるべきでしょ」と言い放ち、なぜかグループが「10でいい派」と「20数えるべき派」に二分。
4歳にして「私のために争うのはやめて...」というドラマチック体験。
今だったらくだらねえワハハと笑えるところだけど、当時は困りに困って、「ごめんね。私20数えるようにするね。」と次の日に謝り回った。当時のいじらしい自分に涙ちょちょぎれそうになりますね。
 
こんな思い出もあって、大人になった今は皆と仲良くしなくちゃいけない世界を抜けて、仲良くしたい人と仲良くできるから幸せである。決して無理せず、けれどいい加減ではなくて、自分らしく人と付き合っていければいいと思う。